「調子に乗り出したよね。」

「褒められてもいないのにね。」

 

 

〜青い春を想うクリック〜

 

 

「W(ダブル)クリックでーす。」

 

「最近、空って見上げてますか。」

「そう言われると、あんまり空は見ないな。」

「忙しい毎日に、自分を見失っていませんか。」

「なんか青臭い質問が続くな。」

「今日のテーマはズバリ青春ですから。」

「そうなんだ。テーマとかあったんだコレ。」

「ミギーの青春時代。思い出の曲はなんですか?一曲だけ答えて下さい。」

「一曲だけか。無難なところで尾崎豊「卒業」かな。」

「そういう打算的な答えがすでにダメな大人なんだよね。」

「答えてあげたのにずいぶんだなおい。」

「では、一緒に歌ってみましょう。さん、はい。」

「なんかイライラするな。」

「校舎の影♪芝生の上♪ほにゃらはにゃほにゃ〜♪」

「歌詞があやふやじゃねえかよ。」

行儀よ〜くマジメなんて出来やしなかった〜♪」

「まだやるんだ。」

「青春の1ページなんだから。ちゃんと歌ってよ。さん、はい。」

「しょうがねえな。・・・夜の校舎窓ガラ〜ス壊してまわった〜♪」

「犯罪だよソレ。」

「急に冷めんなよ。」

「ボクにも聞いて下さい。青春の曲。」

「一つだけ質問してバトンタッチかよ。」

「ちなみに20曲あるんだけど、全部いいかな。」

「よくねえよ。一曲だけにしてくれよ。」

「じゃあ、金太の大冒険。」

「20曲もあってなんでソレなんだよ。」

「あとの19曲はロードの第一章からロードの第十九章までだから。」

「全部ロードかよ。しかも第十九章って多すぎだろ。」

「第十七章でシャブ漬けになった挙句、借金まみれになった主人公が・・・」

「終盤で大変なことになってるよ。残り二章で取り返せるのかよ。」

「第十八章で運命の少女と出会うんだ。」

「それまでの十六章は何をやってたのかスゲー気になる。」

「ちなみに第十一章では石油王にもなってるよ。」

「アップダウン激し過ぎだよ。」

「そういえば第十五章は終始ギャンブルの歌だったね。」

「ソコだ。第十五章が問題だったんだ。少しスッキリしてきた。」

「第十三章ではロックフェスティバルを主催。そして失敗。」

「無茶したなソレ。そもそもロードがロックじゃねえのに。」

「でも、ボク的には第六章の頃がよかったよ。電車で痴漢してもバレなかったし。」

「よかったの基準がわかんねえし、恋人失った悲しみ薄れ過ぎだろ。」

「まあ、悲しみは第四章で完全にふっ切れてるから問題ないよ。」

「あの後すぐにふっ切れちゃうんだ。しょうがねえヤツだな。」

「そして第七章では、金太と出会って冒険もしてるよ。」

「ムリに話戻さなくていいよ。」

「金太負けるなー!!って叫ぶ主人公。」

「別に助けてあげたりとかしないんだ主人公。」

「金太マカオに着いたー!!って叫ぶ主人公。」

「もういいよ。てか、脇役になってるよ主人公が。」

「この冒険が後の大成功を生むんだよ。」

「まるでオレの空みたいなサクセスストーリーだな。」

「行く先々で関係した女たちがチカラを貸してくれたことにより、一流企業で出世していく主人公。」

「なんかごちゃ混ぜだよ。」

「第九章だけで1番から66番まであるからね。もちろん全部手話で。」

「長すぎだよ。いーかげんにしなさい。」

 

 

「ありがとうございましたー。」

 

 

 

キャスト

 

左クリック(ギッチョ)「自由ってのもラクじゃねーんだよ。」

右クリック(ミギー) 「孤独が好きだってのは強がりだから。」

 

 

 

 

 

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